第一話
姉から電話が入っていたが、この所、携帯の調子が悪いので、繋がらなかった。お昼にやっと気が付いて電話を入れる。曰く・・。
冷蔵庫に変わったおにぎりが入っていたので、聖子ちゃんが買ってきたのかと思って電話を入れた。連絡が付かないので、ちょっとかじってみたら変な味がした。日付けを見たら6月だった・・。聞いている方が気持ちが悪くなってきたよん。ちょっと前に食中毒で意識不明とかTVで放送していたのに・・、ぞぞぞ・・ぞ。気を付けてよね。
第二話
会社の人が「友人が引っ越しで、荷物を運ぶのに会社の軽トラを貸して欲しい。2時間ほどで済む」と言う。う~ん、私に言うなよね。と心中思いながら、明日は社長がいるから、社長にも言っておいてね。と答える。そこで、彼は社長の留守を狙って友人に貸してやった。まぁ、ちゃっかりと思う。その友人が車を返しに来た。
社員の友人「有難うございました。燃料入れてきました」
私 「まあ、それは有難うございました」
社員の友人「お金は払ってこなかったけどね」
私 「????」
社員の友人 スタンドの伝票を渡す。会社ではスタンドと契約していて、部門と車のNoで燃料を入れられる。ちゃっかり社員の人は友人に会社の名前で燃料を入れるように言ったんだわ。普通、車を借りたら燃料くらい入れて返すものではないのかしら。ちゃっかりのはなまるだ。世の中にはいろんな人がいるんだなぁ。と思って可笑しかった。私はそこで終わったのだが・・・。
その日はお休みのはずの社長が出社した。おまけに動いていないはずの軽トラを見かけたという。天網恢恢疎にして漏らさず。お~、怖い。