今日は久しぶりの青空。
ちょっと心が躍る。
会社に出ると、窓口に70過ぎのおばぁちゃん(私に言われたくない!と言うか・・)が来て言う事には・・
「通れないので何とかして欲しい」
うん??
うちの会社の敷地に他人が通る道路なんて無いけれど??
「一緒に見てみますね。何かご迷惑かけていたんでしょうか?申し訳ありませんねぇ・・」と言いながら、どこでしょう?とついていく。
さらに、「土を入れてくれれば、私が畑に使うのに・・・」とも言う。
さらに訳が分からん・・と思いつつ、ついていく。道々話すには・・
「今まで私が管理していた。前の事務員さんは年に日本酒1本持ってきた。退職してから挨拶も無い・・」
う、う、うん??他人が管理している土地なんてあったかしら。とさらについていくと、車庫の裏側に2坪ほど空いている場所があった。
しかし・・隣の土地から1mほど低くなっており、さらに柵がついている。
確かに草が茂った跡があるけど、もう殆ど枯れてきている。
これで騒がれるなら、会社の敷地は草ボーボーだわと心で思う。
わざわざぐるっと回って、ここまで入ってきていたのか・・、このおばぁちゃんは・・
ここは他人の土地だよ。私が管理しているって、いつ誰が頼んだんだ??
「蛇が出そうだ。猫がここに入って草の実を付けてくる。なんだらこうだら・・」
年寄りと、ましてや近所と喧嘩してもしょうがないので「草刈りしますね」と言って別れた。
事務所に戻ると社長がいて、これこれと説明すると「他人の土地に大きなお世話だ。猫は他人の土地に入れないように気を付けろ」と大いに怒る。
今回もそうだけれど、時々びっくりすることはある。
会社の敷地をここは道路だと言われて。え!と驚く。
隣近所なので、通っていても目くじら立てずにいたけれど、そこは道路じゃありません。会社の構内です。
まぁ、いろいろで、退職した事務員さんも一言引き継いでおいてくれれば良いのに・・と思ってしまう。
来年からは除草剤撒くから良いけれど。
このおばぁちゃんの事を他の事務員さん達に聞いても、なにも知りませんという。
退職した彼女は、ほんのちょっと小意地が悪くて、ちょっと教えない、ちょっと人を試すという事が多かった。
彼女の退職時に送別会の用意をして、花束を用意したけれど、私自身はちゃんちゃら可笑しいという気分だった。
年上の小意地の悪い人がいなくなってセイセイした。というのが本音。
あっ、ちょっと私も小意地が悪い女だ。