昨日、「今晩の食事がありません」と言われて・・・という話を聞いてからどうやら私は動揺しているらしい。
出先から帰る途中に、セブンで買い物をして車のキーを紛失する。
薬を飲めない。
夜中にチョコレートを食べる。
しばらく止めていた3時のオヤツに手を出し始める。
なんて、弱い奴。
そして、さっき社長が彼は今月いっぱいで退職になったという。
集金のお金を数日流用してしまったらしい。
実質解雇、本人の今後のために自己都合退社ということらしい。
そして同僚が「自業自得だ」という言葉にも傷つく。
今度は私の胸が詰まってきた。
もちろん良い事では無いけれど、私には彼を責められない。
だって、例えば今日は23日、給料日は25日、1週間ごとに精算する集金のお金は26日に精算予定。
今朝、妻からもう今日の食事のお金が有りませんと言われれば、妻には水を飲んでおけと言えても、1歳と3歳の子供にも食べさせるものが無いと責められれば、つい25日までと思って借りてしまう気持ちはわかる。
家で会社の消費税の話をしていて、消費税は3か月に1度の納付だけれど、8%になるとひどく重い。
これは預り金なので、できれば別口座に積み立てでもしておけば良いのだろうが、日々のお金の動きの中ではそうもいかないことが多い。
例えば消費税は12月(末日)が納付月で、12月25日には大口の入金予定が決まっている。
その代り11月は仕事はしたが、まだ入金にはならない。ちょっと資金不足。
11月末の従業員給与は1000万円、11月末の資金残高700万円、役員等の給与を待ってもらっても150万円足りない。
しかし、消費税の預かり口座(と思っているだけで、別に拘束はない)には600万円残高が有る。
12月25日の大口入金で補填することにして11月の給与不足金150万円は消費税預り金を一時使う。
やはり従業員に給与を払っちゃうよね。皆生活が有るものね。
姉は解雇になった彼と同じじゃんと私を責め、私は資金繰りをしない人のいう事だとプンプンするけど、預り金を流用するという意味では実は同じだ。
私はだから、困れば人間なんだってするさ。という思いが有る。
ほんのちょっとの幸運と偶然が違いを分けているだけだ。
就職していても「今日の食事ができません」と言われるんでは、失職してからどうするんだろうと思う。
自分が食べる事に左右される人間なので、食べるものが無いという状況が考えられず、考えるだけでちょっと体に響く。
なにがどう言っても、うまい、まずいは別として、食事ぐらいはできなくちゃいけない。
我が家は古米がどっさり残っている。これにお味噌があれば1月くらいは食べていられるけれどなぁ・・。