華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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紅霞後宮物語 第十幕

紅霞後宮物語 第十幕が、14日に発売された。

やはり、Kindleでも出された。

早速買う。

 

紅霞後宮物語 第十幕 (富士見L文庫)

紅霞後宮物語第10幕はこんな話

中華系の後宮物語で、主人公は伝説的な皇后となった「小玉」。

夫は庶系の皇統から皇帝になるが、一時は「小玉」の部下であった「文林」。

文林は小玉を恋しているのだが、小玉は皇后という職を受けた意識でいる。

と、いうことで、同志的連携はあるが、ほぼ夫婦的な交流がない。

ところが、小玉に変化が・・

文林を好きになったらしい。

それなのに・・ああ、それなのに・・・

文林は新しい妃を後宮に入れた。

そして・・その妃は懐妊・・

その時小玉は・・・

 

紅霞後宮物語はこんなところが魅力的

主人公小玉は徴兵で入隊した後、将軍にまで上り詰めた伝説の女性。

戦略の天才。

凄い美人ではなさそうですが。

強くて賢い、そして明るい女性。

宝塚の男役を100倍もカッコよくした感じです。

小玉は、いつか、もしかしたら文林と結婚するかも・・と思っていると、文林は皇帝に。

ここで二人の縁は切れたはずですが。

何故か皇后になった小玉、その周りの可笑しくも魅力的な人々。

魔術も何もない等身大の人間の魅力と、権謀術数の世界が面白い。

 

今回の読みどころは・・

小玉が毒を盛られ、倦怠感と腹痛に悩みながら臨んだ重陽節句

その場で新しい妃の懐妊を知らされる。

そのたった一瞬で、びっくりするくらい文林から心が離れていった。

 

文林は、小玉を愛していたが、皇帝になった時に諦めた。

皇帝は、その立場上後宮を設け、妃と子供を設けなければならない。

誰か一人のものにはなれない。

小玉は誰かと愛する人を共有することができない人間だった。

それがわかっていたので、文林も小玉を諦めたのだ。

 

そんな、こんなで、同志愛と職業意識で結ばれていた二人が・・

せっかく小玉が・・文林を愛し始めたのに・・

また心を離してしまった・・

 

男って・・本当に・・

おバカなんだから・・・

文林は死んだ方が楽だったと思うほど後悔するんだろうなぁ。

 

しかし・・話は続く。

どうなるんだろう。

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