注目の的となっていた新年号が令和と決まった。
新しい時代が穏やかに経ってくれること切に祈る。
今朝、会社に来ると雪であった。
いつまでも寒い日が続く。
悪性リンパ腫で休職していて今日から復帰した同僚は、限度額認定書を提出したにも関わらず、3月の治療費が25万円強となった。
多分、傷病手当金はお医者様の証明が入院期間しか書いてもらえず127000円程度、2、3月の給与は無し、社会保険料は自己負担分を会社に納めなくてはいけない。
収入減と治療費だけで、大凡100万円近いお金が消えていく。
それに対して、傷病手当金、民間保険からの補填は、およそ30万円程度にしかならない。
本人曰く、おちおち病気もしていられない。
げっそりと痩せた顔で言っていた。
その顔を見ながら、怒りがこみ上げてくる。
この国は、弱者に何て冷たいんだ。
8割だった傷病手当を2/3に減額し、療養期間の証明すらしてくれない。
一生懸命馬車馬のように働かせ、何かの時は自助努力で復帰せよというのか。
やせ細った体と、げっそりした顔をしながら、どこまで働かなくてはいけないのかと怒りが湧いてくる。
決して安くない健康保険料を何十年とかけ続けてきたではないか。
働かないと、即生活に響くような境遇が幸せな国に住む住民とは思えない。
まぁ、勿論生活保護になれば医療費もいらないが、そこまでではないが、毎日働いて、それで一生懸命生活して、それで精一杯な人間には、健康で働くという前提条件が崩れると、どうしてよいのかわからない。
誰もが皆、平穏な人生を過ごし、貯金をしっかり持っているとは限らないのだ。
多少良い給与を貰っていても、事情の有る借金を抱えている、家族に病人を抱えているなど、贅沢をしていなくてもギリギリの生活の人もいる。
酒池肉林で暴飲暴食、好き勝手をして病気になって・・だとしても、孤独に病んで治療もできずに過ごしてよいわけでは無い。
ましてや、真面目に過ごしてきた人が、安んじて療養できる世界であってほしい。