華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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友人は見つけるもの、作るもの

今聴いている(読んでいる?)

偉くない「私」が一番自由 (文春文庫)

は、作家佐藤優氏が監修した米原万理の作品のアンソロジーである。

所々に、佐藤優氏による米原万理さんとの交流が書かれている。

何と、現実には2人は10回を少々上回るほどしか会っていないのだ。

それなのに、これほどの濃い友情(?)、交流が図れるとは・・

佐藤氏が外務省疑惑事件で渦中の人となった時も、米原氏は連絡を取り続ける。

不運の時、さっと潮が引く如く人の波が引いていく中で、佐藤氏に連絡を取り、支えようという意志を示し続けた。

その状況は、米原氏が佐藤氏を見つけ、友情という心情を送り続けていたことにほかならない。

友情とは自分の意志により、継続され育てられていく物なのだ。

お金と時間を使って、自分で育てていく物なのだ。

ちょっと表現は違うけれど、相手に惚れていなくては育てていくなんてできないものね。

 

と、これを読み、今ある友人達を大切にしようと再度思う。

私から連絡しよう。

お元気ですか?お変わりない?

何かお役に立てる事は無いかしら?

そんな便りをしてみよう。

 

さて、この本の中に書かれている「金色の眼をした銀色の猫」が楽しい。

ロシアの地下鉄の出口で売られていたロシアンブルーの子猫2匹。

ロシアから日本に連れてくるまでのドキドキ、ハラハラ、猫に魅入られた恍惚。

飛行機の中での大騒ぎ。

あまりに面白くて、その続きが知りたくて

ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫)

を買ってしまう。

 

 

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