最近友人の友人が、毎日100円を出して、とある集会に行くと、お味噌とか、お米とかを持たせてくれるので、通い詰めているという。
友人は、高額商品を買わされるので、やめたら・・と彼女に言うが、「私は買わないから大丈夫」と本人は聞く耳を持たないという。
結局は、娘のカードを借りて、数十万円のネックレスを買い、只今親子喧嘩進行中とのこと。
叔母が、最近某鉱石を練りこんだネックレスとかにかぶれている。
最初は友人が、行ってみるだけ・・といって連れていかれたが、足が悪くて杖を突いてきた人が、杖を忘れていく・・などと言われ、その気になったようだ。
数十万円のネックレス、数万円のタンクトップと見せてくれたが、ほどほどに・・と、言うと、ちょっと嫌な顔をされた。
最近は1回1000円の集会が週2回あり、友人が送迎してくれて、楽しくて仕方が無いと言っていた。
姉と「う~~~ん」と言っている。
美味しそうな鴨がネギ背負って飛んでいる。
持っているお金を身包み剥がれるんじゃないかしら・・と心配している。
しかし、本人が効果があると信じているし、自分のお金を使うのに、誰も何も言う事では無いが、「う~~~ん」である。
そのうえ、叔母は子供もいない一人暮らしで、当初は私と姉に老後を任せたいと言っていたが、有る時、別の姪に面倒を見て貰うことにしたと宣言された。
その姪を差し置いて、私たちがあれこれ言うのも問題だし・・と静観中。
そんな時、
という本を見つけた。
何故、騙されるのか?
売り手と客の間に強い人間関係が築き上げられ、被害に気付かない。
少し勘ぐれば、実生活における人間関係が希薄だということか。
催眠商法で行われる、明るく楽しく手厚い歓迎。
じつは、それは、日常にあふれた事じゃないのだ。
イメージで言うと、新規のお客に指名してもらおうと売り込むキャバ嬢のようなものだという。
20年ほど前、仕事の流れで、韓国バーに連れて行ってもらったことがある。
私は普通の女の子で、ホステスさんたちもどうして良いかわからず、放っておかれる状態で、周りを眺めていた。
そんな時、土建屋さんの社長が、従業員を連れてきたという風情のお客がいた。
作業着を着た60過ぎのおじさんが、綺麗なチマチョゴリを着た娘より若そうな美人からお箸で、何か口に入れてもらっていた。
う・・、娘は多分、そろそろ親離れして、お父さんと洗濯物は一緒にしないで!なんていいそうな年齢だ。
お金さえ有れば、こんなきれいな娘が優しくチヤホヤしてくれる。
嵌ったらヤバいな。なんて思っていた。
それと、ほとんど同じ構造だけれど、女性は慣れないし、若い子に優しくされると、つい、なんて良い子だろうとか思ってしまう。
でも、それは、お商売です。
被害に合わないための対処法
1.近寄らない
わかっているんですよね。世の中、そんなに甘くない。
100円でお米が2kgも買えるはずはない。
私にだけ特別な事が起こるはずなんてない。
それなのに、何故かふと気が迷う。
この足がずんずん動くようになる??
お肌が‐10歳になる??
年7%の配当?、月20%の配当?なんて話にも、つい気持ちが動いてしまう。
でも、特別な事なんて起こらないんです。
そういう私もICOコインに、つい迷った。
理由は定年を迎え、これからの生活に不安を抱いていて、つい、何十年に一度のチャンスと思ってしまった。
だから、道でつまずくのはわかります。
でも、大腿骨骨折なんてならないように気を付けましょうね。
2.もったいないと思わず、通うのをやめる
100円で1000円の商品を狙って、ウン十万円の商品を買うなんて事になる。
あまり断るのが上手じゃない人は、特に景品に惹かれないようにする。
捕まったら逃げられないんだから・・。
自分の傾向をよく自覚する。
あやしい催眠商法、マルチ商法、これらが世間で話題になってからもう久しい。
それでも、絶える事無く、世の中で生き抜いている。
あまり高価なもの、効能が並外れている物、稀少価値が強調されるもの。
そんな物に注意しなくちゃいけないと自分を戒める。