先日、ゾゾタウンの事を書いたけれど、今アパレル業界は凄い事になっているらしい。
在庫の山で、それが産業廃棄物として焼却されているという。
最近の私のお気に入りは、某モールで売られている500円のTシャツ、季節の終わりには300円になっている。
食べるものに比べると、とんでもない値段である。
コーヒー1杯の値段で買った衣類を数年は着る。
切れていない。という観点で見ると、私は多分、死ぬまで着られる衣類は既にある。
デザインがちょっと可笑しいけれどもね。
安い!というだけで買った衣類は増えていくが、その割に、Gパンなど繕ってまで着ている。
どう考えても、在庫の山を抱える商売は難しい。
だって、あのセブンでさえ、最近はおにぎりやお弁当が品薄だ。
かつては、山ほどあった商品も品切れが目立つ。
機会の消失より、在庫の調整の方が勝ってきた。
すべて、生きている限りは変化しなくてはいけないらしい。
かつて、土地は生産されないものだから、値下がりなんてされないと言われてきた。
田舎では、銀行に就職すれば、一生安泰と言われていた。
それらの神話がグラグラと揺れ動く。
その震源地は、コンピューターと人口減少、グローバル化の波だろうか。
老いるということは、新たな挑戦に対する気力に欠ける。
勿論、人にもよるのだろうけれど、私はそうだ。
危機感よりも、今の安定に傾く。
本当は、もっともっと足掻かなくてはいけないんじゃないか。
そんなことを考える。