華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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運、不運

 暑い日が続いているが、それにもめげず、「北アルプス国際芸術祭」が開催されている大町市に行って来た。

 芸術の前に腹ごしらえと、まず美麻にある「美郷」というお蕎麦屋さんで手打ちそばを食べる。このお店は県外からも来店が多い、地元ではちょっと知られているお店。地元のお姉さん(おばさん??)達がお漬物やお蕎麦の薄焼き、ちょっとした天ぷらなどを食べさせてくれる。

 次は美麻コーヒーで食後の一服

美麻珈琲オンラインストア |道路に看板が出ているのは知っていたが、こんなところで喫茶店が採算が取れるのか?と思っていた。そしたら意外や意外。洒落たお店にケーキやらクッキーやら美味しそうに並んでいる。席はバルコニーも入れて4席だが、全席埋まっている。クーラーが入っていない自然通風なのが唯一の欠点。なにしろこの日は暑かったので・・。一緒に行った友人が北海道の富良野の様だという風情。目の前に菜の花畑が広がる。今はただの耕地だけれど、春にもう1度コーヒーを飲みにこよう。

 八坂村に竹のオブジェがあって、評判がよい。まず、これを目指してでかける。

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なかなか見ごたえがある。

 ここまで来たら、八坂村自慢の灰焼きおやきを買いに行く。

www.asukasou.net

車で5分もかからないのだが、芸術祭の賑わいはここまでは伝わっていない。混まなくて嬉しいような残念なような・・・。

 同じく八坂村に既存の建物を使って同心円を描いたアートがあると聞き、そこに向かう。いつも誰もすれ違わない様な道を何台かすれ違い、これも芸術祭効果かと噂する。

駐車場から展示場まで結構な山道で、久しぶりに山の草いきれの中を歩いた。実物はなぜか圧倒されて、確かにこれはアートだと感じる。ちょっとした感動である。この設置会場の近くには墓地もお宮もあることから、昔からの村落なのだろう。でも、旧八坂村役場まで、歩いても数時間、大町市までだったら1日がかりで出かけることになろうか。きっと150年前にここで私が生まれたら、一生海など見ることもなく生涯を終わっただろうと考えた。多分私の世界は歩いて数時間の世界でしかなかっただろう。

 運、不運なんて、ほんの少しのズレでしかない。

 今の時代に生まれて、今の境遇で生きられる。それほど女という枷をはめられず、自由に移動することができる幸せを感謝すべきだろう。別に私が努力して掴んだ運では無いものね。

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