華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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「子ども保険」って何よ。

◇ こども保険とは

 小泉進次郎氏が推す制度で、社会保険料を0.1~0.5%程度増やして「こども保険」を導入し、所得制限なしで現行の児童手当に一律5000円~25000円上乗せして幼児教育・保育の負担軽減や実質無料化を図ろうというもの。

◇ すでに法人は「子ども・子育て拠出金」を払っている

 個人は払っていないものの、法人は標準報酬額の0.2%にあたる「子ども・子育て拠出金」を払っている。さらに個人からも徴収しようというのだ。なぜ税金としないのか?所得ではなく、収入総額にかけてこようとするのがせこい。

◇ 多様性のために所得制限をせず、現物支給をしない

 使い方の多様性を担保するために所得制限、現物支給はしないという。ベビーシッターを雇っても良いし、このお金で塾に通わせても良い。このお金を貰い専業主婦になるという事もありえるという。

◇ あなたは5000円貰って子供をつくる気になるか

 少なくとも私はならない。時々年寄りに10000円配ったりするけれど、それがどれほどの効果があるか、いつも疑問に思っていた。「子供保険」などという名前をつけて、耳障りを良くしてごまかさないで欲しい。はっきり税率を上げれば良いじゃないか。できないことは無いだろう。だって「復興税」を取っているんだもの。所得制限しなくても非課税の人は課税されない。標準報酬額だと入口で引かれてしまう。取りやすい所から取るという意図が見え見えじゃないか。

◇ 現物支給が必要な状況があるのに、なぜお金?

 文部科学省の調査によると、全国の公立小中の給食費未納額推計は約22億円にのぼるといわれている。まずこの滞納を無くすためにも給食費無料化を実施すべきじゃないかしら。それに、取りこぼれの無い基礎教育の徹底が必要だと思う。ところてんの様に進級して中学を卒業してしまうのは、宝の持ち腐れだ。子供がお腹を空かせず、ちゃんと自分の主張を聞いてもらえて、手をかけて教えてくれる人がいる場所を確保する事が必要じゃないだろうか。お金さえ配れば問題は解決すると思うのは大間違いだ。

 だいたいが、放射能はうつるとか、電気を消せば光るとか、どこからそんな話がでてくる。本気で言っているなら日本の教育はとんでもなく馬鹿を作っているだけだ。それこそ幼児教育の見直しだろう。基礎教育をしっかりやれといいたい。そして、そんなことは無い事を知っていて、いじめとして言っているのなら、きっとどこかで周囲の大人が似た事を言っているのだろう。子供はまねするからね。それは5000円で解決する問題ではない。その教育をどのような形で行うのか、じっかり具体的に示して欲しい。

追記 29.6.20

   友人達とお茶をして、子供保険の話になった。何で「保険」なんだ?税金じゃないんだ??という話になった。そして、税金は収入の少ない非課税というゾーンがあるけれど、保険だったら全員から徴収できる。年金しかない高齢者からも徴収しようということだと話していた。まったく・・、復興税も今だ徴収しているくせに、福島から自己避難している人への補助は打ち切りだとはどういうことだ。しっかり支援してよ。という不満と同じで、取るならしっかり名前で胡麻化さずにはっきりした内容を示せ。とババ達は話したのでした。

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