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華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(60歳)を過ぎ、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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「大事なお客様でした。どうかよろしくお願いします」と送り出したい

安曇野だより

 雪です。霙雪がポタポタ・・、結構真面目に降っています。

桜の開花宣言が出たばかりなのに、何ということでしょう。梅の花も雪に会い、今年は梅が品不足で高くなるかと心配です。自分で梅漬けするわけではありませんが・・。

 

「大事なお客様でした。どうかよろしくお願いします」と送り出したい 

 東京電力福島第1原発事故で福島県から県内外に避難した児童・生徒に対するいじめが今年3月までに199件あったことが文部科学省の調査でわかった。

毎日新聞 4/11(火) 11:24配信

 

 

 

なぜ、こんないじめが有るのだろうか。放射能がうつるなどというのは、言語道断である。いじめた子供に「そんな事も理解できない、おまえは馬鹿か」と言ってやれば良いのにと思う。しかし、当事者にはその様な事、とても言えないのだろうねぇ。言えたらいじめられてなんかいない。確定申告では、しっかり復興税も加算されているのに、目に見えて復興している姿が見えない。先日は某大臣が、避難先からの帰還は自己責任でと発言して問題となった。自分に省みると、本当に大変だ。もう、この年齢では自分で家を新築するなんて元気はサラサラ出てこない。古くても、ボロでも一応住む家があり、漸く暮らしている現状で、家も無くし、職も無くし、家族も無くしてどうやって生きていけというのか。ギャンブルで全てを無くしたとかではない。自己責任だなんて言えるのは、自己責任で動ける力のある人だから言える事だろう。そのような人はきっと、生きていく力の弱い人への想像力が乏しいのだろう。努力すればできると思っているんだ。

 

「御宿かわせみ」の最新刊を読んでから、またボツボツと古い刊を読み始めた。

 

御宿かわせみ (22) 清姫おりょう (文春文庫)

御宿かわせみ (22) 清姫おりょう (文春文庫)

 

 この中に納まっている「春の雪」の中で、雪の中に東吾を訪ねてかわせみを訪れた少女への心使いがとても良い。暖かい部屋へ通し、「さあ、炬燵にお入り」と勧め、体が温まるからと甘酒を出す。帰りぎわは、真綿を一掴み、背中に入れていくと暖かいからと渡し、今のうちにお手洗いを使ってと世話をやく。途中お腹が空くといけないとおにぎりを持たせ、駕籠屋にはあらかじめ賃金を渡し、酒手も包んだ。「大事な客だから、なにぶんよろしく頼むよ」と外まで出て見送る。また来てもいいですかとの問いには「いいとも、いつでも来い」と答えてくれる。

 ここまでされると、さすがに大事にされていると思う。

 福島の原発事故で、多くの人が住み慣れた土地を離れた。長野県にも避難してこられた方々がいたようだ。ラジオで、お皿1枚、お箸1膳が無い生活から始まったと話しておられたそうだ。正直、どの様に手助けして、どこに何を届ければ良いかも分からなかった。でも、できたら、避難してきた方々が、もしふるさとに帰る時ができたらば「大事なお客様でした。どうかよろしくお願いします」と送り出したい。多分、多くの人がそう思っているから、復興税を黙って出しているのだろう。個々では、避難してこられた方々に、何かあったら「いいとも、いつでも来い」と言ってあげたい、ほっと一息つける甘酒もご馳走したい、大事に思っているよと世話も焼きたいと思っているんだろう。その心を復興税という形で政府に預けているんだと思う。帰りたかったらお帰りなさい。あなたの自己責任ですよ。と言うのは情けない。

 何かがちょっとずれている・・。

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