華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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ヤクウールのマフラー

安曇野だより

 先日、「おやき」は九州でも食べると書いたけれど、信州、特に安曇野近辺では「いご」といって、海藻のいご草を固めたものを食べる。九州でも「おきゅうと」という、同じようなものを食べるそうだ。高千穂に天孫降臨神話があるが、上高地も天孫降臨地と言われ、神降地と書いたという。安曇族は九州から渡ってきたと言われ、九州との結びつきは多い。

ヤクウールマフラー

 偶々、ヤクウールを売る会場に居合わせて、マフラーを1枚姉から買ってもらった。

とても暖かくて、軽くて使い勝手が良い。実は誰かに喋りたくてたまらないのだが、リアルでそんなことをすると嫌味なので、ここで、何処かの誰かに聞いていただくとする。

 道の駅の2階で「モンゴルからの贈り物/今シーズン最後のバーゲン/今日まで」と書いた看板が立っていた。覗くだけね。と言いながら姉と2階へ上がる。セーターやストール、上着などヤクウールの商品が沢山並んでいる。お店の人とおぼしき方の他にはお客様らしき人が1人だけ。ちょっと淋しい。並んでいるセーター類は濃いこげ茶色、オーソドックスなデザイン。軽くて暖かそうではある。値札を見ると、セーター1枚10万円。その他も似たり寄ったり。これは全く縁が無い。と思いながら歩く。最も安いのがハンドウォーマー6000円。これは柔らかくて軽くて頼りないくらいである。

姉はこれを買う。そして、勧められたのがヤクウールのマフラー。2万円がバーゲン価格で5000円だという。姉は自分だけ買うのは気が引けるのか私にはマフラーを買ってくれた。そして・・これが・・・

 

 あのね、ヤクウールのマフラー買ってもらったんだ

 

 ヤクウールって知っている?標高4000~6000mで飼われているウシ科の家畜の毛から作られるんですって。カシミアより貴重かもしれないんですって。聞いたこと無いもんね。こげ茶色なんだけれど、染色もしていないナチュラルな風合いなのよ。すご~く高いんだ。採取できる量も少ない、貴重品なんですって。それにしても、たかがマフラーに2万円も出す?980円のTシャツ着ているんだよ。とてもアンバランスじゃない。だから、自分では買わないことにしていたんだ。そうしたら、姉が買ってくれたの。嬉しかったけれど、勿体ないと思ったんだ。だから、余所行きに取っておこうと思ったんだけれど、もう、私も寄る年波でしょ。いつまで生きるかわからないし、せっせと使おうと思いなおしたの。だって、気が付いたら、押し入れの奥で使われずに見つかって、ゴミのパッカー車にポイポイ放り投げられるなんてことも有りそうじゃない。だから普段使いにすることにしたの。それで、通勤にマフラーをして家を出たの。ほら、この所寒かったでしょ。朝起きるときも、家を出る時も、とても気力が必要だったのよ。ところが、このマフラー、暖かいの。耳から顎の下、首回りがとても暖かくて、その上軽いの。色だって、地味目な私向きでしょ。ミンクのストールをしているわけじゃなし、安い化繊のマフラーかどうか、知らない人はわからない。実はそんな所も気に入っているの。普段使いにしても全然目立たない。使い倒せるわ。薄手なので、夏のクーラー除けにも使える。旅行に持って行っても嵩張らないと思うわ。ウレシイナ。ルンルンルン。

 

 自分では手を出さないような、高価なものを貰ったからといって、舞い上がっているのは、少々はしたないと思う。反省です。

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