華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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ベトナム旅行(ホテル ニッコーハノイ編)

空港到着出口から出ると、すぐ目のつくところに、ガイドさんが手を振っている。お迎えのバスの中で、ガイドさんがニッコーハノイは良いホテルですよ。日本人スタッフもいるし、円も使えますと言ってくれる。今回のツアー参加19名中、姉と私の2名だけがニッコーハノイである。

時差があるので、ホテルに着いたのは大凡8時半頃。こじんまりした清潔そうなホテル。部屋にも入らず、まず売店へ。手芸品のバッグやら栞やら魅力的なものが沢山置いてある。安いのか、高いのか値段もわからない。とりあえず、こんなものがお土産、と眺めて部屋へ。

エレベーターはカードキーをかざして、それから目的階を押すそうだが、そんなことはしらない。部屋の階を押しながら「動かない~」と騒いでいると、乗ってきた小父様が教えてくれた。どうせお上りさんの二人です・・。

 

部屋               

2人用には充分な広さ。向かい側にはサーカスが見える。

バスルームも広くて清潔、アメニティも揃っている。シャワー、トイレの水の流れも強い。バスローブやスリッパも完備。パジャマは無かった。他のホテルでは、バスローブが洗濯してない様子だと言っていたから、このホテルでラッキーだった。

金庫もあり、パスポートを置いていかれる。水は洗面所に毎日1本/1人ずつ置いてくれてある。TVはNHKが見られた。日本語が流れていると、ちょっとほっとする。

土曜日はサーカスが遅くまで賑やかであった。

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朝6時、ホテルから見たハノイ。まだ車もバイクも沢山は走っていない。

 

朝食・喫茶            

朝はバイキングで、ベトナム名物フォーやパン類が豊富。果物や和食も豊富に出ています。だし巻き卵が美味しかったので、きっと和食も美味しいんだと思います。

私の1日目の朝食はフォー。結構たっぷりで、これでもう十分なくらいですが、果物(マンゴースイカ、ファッションフルーツ)を貰う。すかさず姉がさらにバナナをお皿に載せてくれる。果物類はスイカが特に鮮やかに赤く、甘くて美味しかった。

2日目はパンが美味しいので、フルーツ、デニッシュ、キッシュを食べた。どれも、焼きたて、作り立てという感じがして美味しかった。ベトナムコーヒーは美味しいということだけれど、ホテルのコーヒーはびっくりするほど美味しいとは感じなかった。生ジュースの方が美味しかったかな。年々食べる量が少なくなってきて、本当につまらないことだ。できることなら、全種類食べてみたいと思うが、後の事を考えて、ちょっと我慢する。

1日目、2日目とも寝る前にケーキとお茶を頼む。1日目は到着時に頂いたケーキ付お茶券。お茶に何とも言えない良い香りがして美味しい、ケーキは1口ずつ2種類。美味しく頂きました。2日目は私はチョコレートケーキとコーヒー。チョコレートケーキは絶品で、銀座で食べてもこのくらいだと思う。1人6ドル。そんなに高くない。しかし、ベトナムの人の所得は1/5くらいとのことなので、3000円くらいのお茶を飲んだ感じだろうか。三笠会館でケーキセットを食べる感覚かな。

なぜか、たまたまなのか、ベトナムではあまり美味しいお菓子に巡り合わなかった。だから、ここのケーキはとても有難かった。なにしろ、ちょっと甘いものを食べたい。

 

売店               

売店は小さくて、1組のお客で満員御礼である。バック、小物入れなどの手工芸品が主に置かれている。優し気で日本語が話せる店員さんがいた。刺繍のバッグなどは、センスの良いものが並んでいる。バッグは3500円~小さなものは350円~でいろいろある。目をひくのは栞、1枚7ドルでちょっと高いが、ここのお店でしか見かけなかった。

このお店で、栞、ペン入れ、スカーフを買う。すべて自分のもの。

 

その他                

同行ツアーで他ホテルの方は、スリッパやナイトガウンが、どうも洗って無い気がすると言っていた。また、お風呂の栓も不備の様で、朝食は犬の餌(ひどい言い方・・)といっていたので、ニッコーに泊まれたのは幸運だった。

日本国内でいうと、上の下くらいか(もっと良い部屋も有るが)。しかし、充分な広さと清潔さ、食事の美味しさだと思う。

 

マッサージ             

到着時に、足裏マッサージ券を貰う。ベトナムはマッサージが有名らしく、ガイドブックには良く載っている。しかし、ホテルの外へ行くのは不安だし、地元でも60分2980円でやってくれる。だから、今回マッサージはパスするつもりだった。でも、せっかくチケットを貰ったので、ホテルの4階へ姉とGO。まず、部屋へ案内されると、お嬢さんが桶にお湯を入れてくれる。足湯から・・・。痛く無くて気持ちが良くて、時々自分のグーという声に驚く。

今回は10000円の追加でホテルを替える事ができた。付いてきたサービスはお菓子付きお茶、足のマッサージ30分。

充分に満足できた宿であった。

ベトナム旅行(ベトナム航空編)

9月7日、朝8時半に空港タクシーが自宅まで迎えに来る。長野道を走り、諏訪でもう1組のお客様を乗せ、談合坂のSAでトイレ休憩、12時半には羽田航空に到着。朝ゆっくりだったので、ちゃんと朝飯が食べれたのにもかかわらず、談合坂で高菜のおにぎりを買い、あまりに実事なシャインマスカットを1房買ってしまう。食べなくっちゃ!

ツアーの集合は2時半、時間があるので空港内のお店を見て回る。しかし、これから荷物を増やしたくない。おりしもお昼時。姉がお昼を食べるということで、海老マカロニグラタンにサラダとコーヒーのセットを頼む。とても美味しかった。田舎では食べられない味だと話す。その後本屋さんにも寄ってみる。宮部みゆきの「この世の春」が置いてある。欲しいが、荷物になる。帰ってから考えることにする。ようやく集合時間の2時半。ツアーカウンターに行くけれど、別に人が集まっているふうでもなく、窓口でチケットを貰い、空港会社へ。そこで荷物を預けて手荷物検査を受けで中へ。そこでもやっぱり時間を持て余す。ゲート待合室に進むと、アオザイを着た女性がチラホラ。気分がすっかりのってきた。

 

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窓から青いベトナム航空の飛行機が見える。

座席

搭乗が始まると、席は左側3席のうち2席だった。込み具合は60%くらいなので、後1席は空いていて、姉とゆっくり座れた。

座席の幅は私の様に足の短い人には余裕。狭いというほどのことはない。映画も見られるし、クッションと毛布がすでに配られてある。日本語の案内もあるので安心。持って行った本を読み終えてしまったので、映画を見る。「グレイトウォール」があったので見られて幸せ。映画館まで行かずに済んだ。なかなかの迫力だった。帰りの便は殆ど満席で、中央3席のうち2席。流石に3人で座っていると窮屈感はある。大きな人には辛いかもしれない。

機内食

搭乗するとすぐに、おしぼり、おせんべいの小袋が配られる。飲み物も配られる。エコノミーでもアルコールが出るので、飲める人がちょっと羨ましい。ただし、コーヒーはインスタント。紅茶を頼んだが、ウーロン茶が配られた。ちょっとして夕食。量は満足なのだが、空港でお昼を食べたので入らない・・。帰りはお昼が配られる。お昼は洋食を頼んだが、和食しかなかった。味は、けっこう美味しかった。しかし、来る時の機内食の夕飯が食べれなかったのが残念だ。日本に帰る時の方が搭乗時間は長かったのだが、満席の為か、飲み物のサービスやおつまみのサービスが少なかった。

 

だいたいが、飛行機に乗ることが少ないし、乗っても国内なので、機内食を食べることはもっと少ない。なので、機内食を食べられるという状況だけで、すでに気分は60点くらい行っている。楽しかったが、車4時間、飛行機5時間、待機時間4時間という配分はすざましい。どんどん動けなくなっていくだろうから、旅行できて良かった。

 

これからの記事の予定

2.ホテルニッコーハノイに泊まってみた

3.ハロン湾クルーズ

4.バッチャン村とフランス料理

5.買ってきたお土産

 

 

明日からベトナム旅行に出かけます

明日から3泊4日のベトナム旅行に出かけます。

ちょっとドキドキしてきました。

今回は写真も撮ってこようと思います。

飛行機はベトナム航空、ハノイまで大凡6時間。羽田空港発

羽田までは空港タクシーで行きます。16時発の飛行機なのに8時半に自宅発とのこと。

いかにいっても早い!

当初は10時過ぎに自宅を出発ということで、ゆっくりできると喜んでいたのにショックだ。

遅くとも1時には羽田に着くと考えると、3時間も何をしていれば良いんだ・・。

それも荷物を持って・・。

ベトナムに着く前にヨレヨレになりそう・・。

ベトナム航空、賛否両論ですがどうでしょうか。

機内食も賛否両論ですね。でも、大概のものは美味しく食べられるので、大丈夫かな。

ホテルはニッコーハノイ、食事は日本食も豊富とのことです。

フォーも美味しいという口コミです。

2日目はハロン湾クルーズ。昼食付です。昼食は絶品との口コミです。水上人形劇の鑑賞付き。夕飯はベトナム料理です。

3日目は半日は市内観光、お昼は生春巻きなどのベトナム料理、午後は焼き物のバッチャン村見学、夜はベトナム流フランス料理。

2日目も3日目もしっかり夜まで遊んでくれます。

4日目は朝食を食べずに空港へ。ひたすら帰る。

さあ、行ってきます。

300冊スタート(85)

1.白に染まる 着物始末暦(九)中島要

2.心がラクになる生き方 南直哉

3.引っ越し大名三千里 土橋章宏

4.天に星 地に花(上) 帚木蓬生

5.天に星 地に花(下) 帚木蓬生

6.水神 (上)帚木蓬生

7.水準 (下)帚木蓬生

 

今回はまぁ、どれも秀品であったけど、特に「天に星 地に花」の上下巻、「水神」の上下巻はつい読みふけってしまった。昨日更新しなかった理由は「水神」下巻を読んでいたからである。

まず、著者 「帚木蓬生」の経歴に驚かされる。東大仏文科を卒業後、九州大医学部を卒業している現役の医師である。その傍ら、多くの著書を執筆している。

世の中には頭の良い人がいるものだ、凄いもんだというのが正直な感想だ。誰にでも24時間は平等だと言われるが、本当かと疑わしくなる。勉強だって、仕事だって、同じ時間で同じ量が消化できるとは限らない。私は時間の使い方が無駄だと、ちょっと自分を責める。

この2作の舞台は九州、江南原地方。筑後川が流れているが、土地が川より高いという地形的な理由から水不足に悩まされていた。「水神」はこの筑後川から水路を引くという話である。「天に星、地に花」は大庄屋の次男が医師となる過程が書かれている。

今まで、庄屋とは、今の村長の様なものかと思っていたが、百姓、庄屋、大庄屋、領主の関係が良くわかって、それも面白かった。

両著とも、まず描かれているのは、現在では想像もつかない貧しさである。殆どが食べるに一生懸命という、命さえも繋ぐことが危ういという貧しさである。勿論領主からの搾取もあるが、天災による作付け不順が根本にある。毎年毎年、日照不足、日照り、水害、風害に襲われる。年貢さえも借金しなければ払えない状況が続く。

作物の品種改良しなくちゃいけないじゃない、病虫害の駆除研究しなくちゃいけないじゃないと思うのだが、明日のために藁を砕いて、藁餅を作ろうという状況では、そんなことは論外だ。余裕が無ければ、今、役に立たない事など何もできない。僅かでも、余裕を作ることは必要なんだと、改めて実感する。明日に羽ばたくためには、力を貯めなくてはいけない。

現代は品種改良も耕地整備も進み、丁度今は稲が黄金色に色づいてきた。食べるものも外国から輸入が多く、お金さえあれば食べるのに不自由しない。それどころか、1食数万円~数十万円というTV番組も高視聴率を獲得している。土地に縛られ、一生満腹することも無い生涯からは解放されている。そして、~堰という地名を見ても、別に何の感慨も持たず、水はそこを流れているものだと思っていた。

今、私は勤めているので、土地を耕しているわけでは無い。だから、出来る事はやはり勤める事だ。やはりできるだけ働こう。それが私の身分相応だ。できる事を出来るだけ力を尽くし生きていこう。そして、慎ましく・・。

 

白に染まる 着物始末暦(九) (時代小説文庫)

白に染まる 着物始末暦(九) (時代小説文庫)

 

 

 

引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫)

引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫)

 

 

 

天に星 地に花 上 (集英社文庫)

天に星 地に花 上 (集英社文庫)

 

 

 

天に星 地に花 下 (集英社文庫)

天に星 地に花 下 (集英社文庫)

 

 

 

水神〈上〉 (新潮文庫)

水神〈上〉 (新潮文庫)

 

 

水神〈下〉 (新潮文庫)

水神〈下〉 (新潮文庫)

 

 

 

 

仕事という名前の魔力

土、日とベトナム旅行の用意をしなくては・・と思っていた。

しかし、土曜日は久しぶりに友人とお茶で終わり、日曜日もそそくさと荷物を詰めて、本を読みふけった。

「天に星、地に花」著者、帚木蓬生の上下巻である。

ちょっと長い。

この本については、別途書きたいと思う。

 

この本の中に、主人公が師事した医師に仕える端下女「つる婆さん」という女性が出てくる。

朝から晩まで働き、主人に眠った姿も、食事をしている姿も見せず、40年間仕え続け、朝、起きてこないので見に行くと、眠るような安らかな顔つきのまま、こと切れていた。

ある意味、私の理想である。

それは、淡々と毎日の仕事をこなし、献身の日々を送り、安らかに人生を閉じられる。

 

なぜ、彼女はそんな献身の生涯が送れたのだろうか。

楽をしたいと思わなかったのだろうか。

お金を貯めたいと思わなかったのだろうか。

贅沢をしたいと思わなかったのだろうか。

 

なぜなら、私は放っておかれたら、好きな果物でもちょっと食べながら本でも読みふけって日を過ごしているだろう。

そこには、自分の欲求を満足させるという以外のものはない。

毎日、今日は勤めを休もうかと考えている。

 

先日の未来食堂も、基本1人で繰り回している。替えの効かない仕事を切りなく続ける。

どこから、その気力が出てくるのだろうと思っていた。

 

けれど、私も仕事には出る。

それは、仕事という名前に魔力が有るのだろう。

仕事はしなくちゃいけないものだという刷り込みもある。

この仕事という名前の魔法が無くなったら・・

解放されることを憧れつつも、その時の自分がちょっと不安だ。

 

 

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